正規店仕入れの フランス共和国 フランス革命 BN AU58 NGC 1792年 5ソル銅貨 旧貨幣/金貨/銀貨/記念硬貨

図柄表：フランス新憲法書を持つ女神の前で宣誓する兵士たち\r図柄裏：フランス新憲法書宣誓\r発行地：イギリス連合王国モネロン商会\r発行年：1792年 第一共和政期\r彫刻師：Augustin Dupré\r額　面：5ソル\r材　質：青銅\r直　径：40.0 mm\r重　量：27.0 g\r分　類：KM-Tn31;  Maz-145\r評　価：NGC AU58 BN\r\rフランスで1792年に発行された5ソル銅貨。ソルはスーとも呼ばれる。フランス革命期を舞台としたレ・ミゼラブルでは、ジャン＝ヴァルジャンの日当が24スー、一人が一日に食べるパンの量が約1〜2スーだった。\r\r本貨はイギリスのモネロン商会が発行を請け負った緊急発行貨である。流通はフランス内だが、ジェームズ・ワットが発明した蒸気機関技術を新規採用したイギリスのバーミンガム造幣所で生産された。\r\rフランス革命から一年を記念し、1790年7月14日に行われた祝典の様子が描かれている。女神が持つ憲法を記した板に宣誓する兵士、革命を象徴する「自由か死か」の文言が窺える。女神の足下の台にルイ16世の肖像が描かれている。これはフランス国王も憲法によって力を制限されること、すなわち立憲君主制を意味している。1790年時点では、フランスはイギリスをモデルとした立憲君主制国家を目指していたが、1791年に起こったヴァレンヌ逃亡事件によって王の信頼は失墜し、国民は王政の廃止を望んだ。そして、翌年の1792年には王政が撤廃され、フランスは共和国となる。これを「第一共和政」と呼ぶ。第一と呼ぶ理由は、この後にフランスが共和政と王政・帝政を繰り返すからである。\r\rフランス革命は、パリ市の民衆が同市のバスティーユ要塞を襲撃したことを発端とする。要塞ゆえに民衆は武器がここにあると信じ、革命に必要な武器を調達するために同地を襲った。また、バスティーユには政治犯も収容されていた。襲撃の際は、近衛兵が民衆側に加担する大事件に至った。近衛兵たちの反逆には、国王からの給与支払いの滞納が背景にあった。滞納よって不信感と不満を募らせていた若年兵卒は、上官の命令を無視して反乱に参加した。\r\rラベルに表記されたBNとはBrownの略称であり、生産時特有の銅の茶色味が残った個体に対して与えられる評価である。通常、銅貨は参加により、この茶色みが次第に失われ、黒色や緑色に変色する。

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